
国立がんセンターによれば、一生涯でのがんの累積罹患リスク(ある年齢までにある病気と診断されるおおよその確率)は、男性では約2人に1人、女性では約3人に1人とのことですが、“がんになった経験がない人”全回答者1,000名(男性500名、女性500名)に対し、自分の性別の一生涯でのがんの累積罹患リスクが上記の割合であることを知っているか聞いたところ、知らなかった人は女性で59.6%、男性では76.6%となり、男性より女性のほうががんになるリスクを認知している一方、まだまだ多くの方が、がんについて十分に理解していないという結果になりました。
全回答者1,000名に、がんの検診を受けたことがあるかを聞いたところ(単一回答形式)、「定期的に受けている」9.9%、「受けたことがある」14.0%、「受けたいと思っているが、受けたことがない」40.8%、「受けたいと思っておらず、受けたことがない」35.3%となり、8割近くの人が検診を受けたことがないと回答しました。 厚生労働省が掲げている『がん検診受診率50%達成』にはまだ時間がかかるようです。
年代別にみると、『受けたことがある』(「定期的に受けている」と「受けたことがある」の合計)と回答した10代は2.0%、20代は12.8%、30代は24.8%、40代は56.0%となり、受診率50%を超えているのは40代のみとなっています。
男女別にみると、『受けたことがない』(「受けたいと思っているが、受けたことがない」と「受けたいと思っておらず、受けたことがない」の合計:以下同じ)と回答した女性は65.8%、男性は86.4%、と、受診経験では20ポイント以上も差が出ました。 特に男性は「受けたいと思っておらず、受けたことがない」が44.4%と、がん検診自体を受けたいと思わない人が多いようです。
一方で、がんにならないか不安に思うことがあるかを聞いたところ、「非常に不安である」18.2%、「やや不安である」39.6%と、半数以上が不安に感じているという結果になりました。
不安に感じているにもかかわらず、がん検診の受診にはつながらないようです。
『受けたことがない』と回答した761名に、検診を受けない理由について聞いたところ(複数回答形式)、女性の1位は「検診を受けるタイミングがわからない」47.1%、男性の1位は「今のところ特に体に異常がみられない」40.0%となっており、ここでも男性と女性の違いが見られました。 また、女性においては、「異性の医師に診察されることに抵抗がある」が15.5%あり、女性医師による検診が受けられる医療機関の拡充や医療機関情報の提供が今後求められそうです。
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最終更新日:2010年3月23日
