【保険金は支払われる?】友人に運転を代わってもらったとき

2023年5月時点の内容です。

友人に運転を代わってもらったとき

友人とマイカーでドライブに出かけ、帰りは友人に運転を代わってもらった、そんなご経験はありませんか?実は、友人や知人の方に運転を代わってもらう際には、自動車保険の補償の対象に注意しなければいけません。

補償の対象となる運転者の範囲

運転者を限定する特約について

友人に運転を代わってもらう前に確認しておきたいポイントは、運転者を限定する特約をセットしていないかどうかです。
運転者を限定する特約(*1)は、契約車両を運転される方を限定することで保険料を割引くことができる特約で、この特約をセットすると補償の対象となる運転者は、家族、あるいは本人や配偶者に限定されます。

ソニー損保の自動車保険では、運転者の限定方法を「本人限定」「本人・配偶者限定」「家族限定」「限定なし」の4つから選ぶことができます。以下の表は、それぞれの運転者限定による補償の対象となる範囲を表したものです。

運転者の限定方法

表からも読み取れるとおり、友人・知人による運転が補償されるのは「限定なし」の場合のみ。つまり、運転者を限定する特約をセットしている場合は友人が運転中の事故は補償の対象外となってしまいます。

年齢条件について

運転者限定と同様に、補償の対象となる人を限定するものに年齢条件という項目があります。契約車両を運転される方の年齢を限定することで、保険料を安くすることができるのです。ソニー損保の自動車保険では、年齢を問わず補償、21歳以上補償、26歳以上補償、30歳以上補償などに区分され、補償対象年齢が高くなるほど保険料が安くなります。

運転を代わってもらう友人が年齢条件の範囲内であるか確認が必要と思われがちですが、実は「友人・知人」や「記名被保険者の別居の未婚の子」には年齢条件は適用されません(*2)。年齢条件の適用範囲は補償の中心となる記名被保険者からみて同居の親族までで、「帰省中のお子さま」や「友人・知人」が運転中の事故は、年齢条件に関わらず補償されます。

友人に運転を代わってもらう前に・・・

友人に運転を代わってもらう前に

もし運転を代わってもらうときは、万が一のことも考えて、自分の自動車保険に補償の対象となる運転者の範囲を限定するような特約をセットしていないか契約内容を確認してから、慎重に行いましょう。
また、こうした運転者を限定する特約は変更することもできるので、補償対象外の人が運転することが考えられる場合には、変更手続をするようにしましょう。変更手続が完了する前に起こした事故による損害に対しては、保険金が支払われないので注意してください。