
サイトトップ > 保険プロムナード > 自動車保険の広場 > 【忘れがちな手続き】等級引継と中断証明書

以下の内容は掲載当時のもので、現在と異なる場合がございます。
2010年1月29日|編集:小原(直)
自動車保険は、過去に保険金を支払う事故があったかどうかで、保険料の割引率や割増率が決まります。無事故を続けた場合は毎年ひとつずつ等級が上がって保険料の割引率が高くなっていくのですが、そうしてコツコツ積み上げてきた等級は手放したくないものですよね。ところでこの等級は、他の人に引継ぐことは可能なのでしょうか?また、もし車を買替えたり保険会社を変更したりした場合は、一体どうなるのでしょう?
今回は、この等級制度のしくみや等級の引継ぎ方法についてご紹介します。

ノンフリート等級とは何ですか?
ノンフリート等級とは、自動車保険の保険料の割引率や割増率を1~20までの等級で表したものです。
自動車保険の契約実績の有無や保険事故歴によって等級が適用されるのですが、初めて保険に加入するときは原則6等級から始まります。
ノンフリート等級は、保険金を支払う事故がなければ翌年1等級上がりますが、もし逆に保険金を支払う事故があると、1事故につき3等級下がり、保険料の割引率が下がったり割増になったりします。
ただし中には等級が上がりも下がりもしない「等級すえおき事故」や、「ノーカウント事故(事故件数には数えないため、翌年には通常通り等級がアップします)」もあります。どの事故が「等級すえおき事故」あるいは「ノーカウント事故」に該当するかは、保険会社によって異なる場合があるので、ご契約の保険会社に確認しましょう。

保険会社を変えても等級は引き継げますか?

今契約している自動車保険を他の保険会社に変更しても、等級を引継ぐことができます。ただし、割引率だけではなく割増率も引継ぐことになりますから、もし過去に事故を起こしたことがあり等級が6等級よりも下だとすると、その等級を引継ぐことになります。
その他、車の買替えや、記名被保険者を同居の親族に変更する場合などで、現在の等級をそのまま引継ぐことができるケースがあります。 (*)
(*)等級を引継ぐためには、所定の条件があります。また、一部等級を引継げない保険会社や共済もあります。詳細についてはご契約の保険会社にご確認ください。
ただこの際に注意しなくてはならないのは、現在の契約が満期を迎える前に別の保険会社と契約する場合。
満期を待たずに保険期間の途中で解約して保険会社を変更することも可能ですが、等級の進行が遅れたり、場合によっては等級の引継ぎができず最初の6等級からのスタートになったりします。
保険会社を変更する場合は、現在の契約の満期日が新しい契約の保険開始日になるよう、満期のタイミングで検討することをお勧めします。

満期を過ぎてしまった場合はどうなりますか?
保険会社を変更する場合は、契約が満期となるタイミングがいいとご説明しましたが、もし満期日を過ぎてしまった場合でも、満期日の翌日から数えて7日以内に新契約を開始すれば、等級は引継がれます。もしそれを超えてしまった場合は最初の等級と同じ6等級に戻ってしまうので、注意してください。
ただ、これはあくまでも7等級以上の場合の話です。もし現在の等級が6等級よりも低い場合、満期日の翌日から13ヵ月以内の日が保険開始日となるときは、その低い等級が引継がれることになります。
また、マイカーの廃車やリースカーの返還、あるいは海外赴任などで、長い期間車に乗らないために自動車保険を解約した場合などは、保険会社に連絡して中断の手続きをすることで、次回自動車保険に加入する際に等級を引継ぐことができます。
この中断期間は保険会社や中断事由によって異なりますが、上限は5~10年です。
中断証明書の発行条件(ソニー損保の場合)
マイカーの廃車やリースカーの返還、あるいは海外赴任などで、長い期間車に乗らないために自動車保険を解約した場合に、保険会社に申請して中断証明書を発行してもらうことによって、次に自動車保険に加入するまで今の等級を維持しておくことができます。
この中断証明書の発行条件は保険会社によって若干異なりますが、ソニー損保の場合についてはこちらをご覧ください。
満期日または解約日から13ヵ月以内に中断証明書の発行の申し出をしないと、中断手続を行うことができなくなりますので、気を付けましょう。
中島さん、どうもありがとうございました。
中断証明書発行のお手続きは少し面倒かもしれませんが、手続きをしておけば、次に自動車保険をご契約いただくときに以前の等級を引継ぐことができ、保険料も抑えられると思います。該当される方はお手続きを検討されてみてはいかがでしょうか?(保険プロムナード編集局)
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