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2009年8月13日|編集:小原(直)
経験の浅いドライバーやペーパードライバーがもっとも苦手とするもののひとつが「車庫入れ」です。
あのお店の駐車場は狭いので行きたくない、大きなクルマに乗りたいけど車庫入れが苦手なので小さいクルマしか選べない、というのではカーライフの楽しさも半減してしまいます。
今回は車庫入れへの苦手意識を克服するためのポイントを紹介します。
教習所ではポールの位置などを参考に車庫入れの練習をします。しかし、実際の駐車場では目安になるポールはありませんし、運転しているクルマや道路の幅も教習車とは異なります。免許をとって間もないドライバーはまずこのギャップで苦労してしまうようです。
経験の浅いドライバーへ車庫入れを教えるのに苦労した、というベテランドライバーもいらっしゃるのではないでしょうか。経験が浅いとどうしても「どのタイミングでハンドルを切って、どのタイミングで車を動かせばいいのか」をルールとして知りたがります。しかし、車庫入れで重要なポイントは、車両感覚とクルマの移動するイメージをしっかり理解しているかどうかということです。そのため、なかなかうまく意図が伝わらず、時にはケンカになってしまったりします。
経験の浅いドライバーに圧倒的に不足している感覚は、低速で後退するクルマの動きです。はじめてクルマを購入したときや新しいクルマに乗りかえたときは、ハンドルを切りながらバックしたときに自分のクルマがどのように動くのかを、広い駐車場などで練習してみましょう。そのときにクルマの動きを上空から見下ろすイメージを持つことによって、四輪車の特性とその動きが理解できるようになります。お子様のミニカーなどを手で動かして見ることでも、車両の移動の仕組みとイメージがつかみやすくなります。

※クルマのタイヤがどの位置にあるのかを意識することで車両感覚がつかめます。バックでの車庫入れは内側の後輪を駐車枠の角に誘導するとうまくいくことが多いようです。
ときどき、何度も切返しをしているのにほとんどクルマの向きが変わらずに苦労しているドライバーを見かけます。これは低速での移動とハンドル操作を同時に行うことに慣れていないことが原因です。慣れないうちはバック移動とハンドル操作を別に行う方法で駐車してみましょう。
以前のクルマは、ハンドルのすえ切り(止まった状態でハンドルを回転させること)は重くて大変なうえに、クルマに負担をかける行為とされていました。しかし、近年のクルマはパワーステアリングの性能が大幅にアップし、止まった状態でも驚くほどハンドルが軽くしかもクルマへの負担も低減されています。ただし、ハンドルを最大まで切った状態でさらに回し続けるのは控えてください。
クルマを前進または後退させてギヤを変えたら、ブレーキを踏んだままハンドルをいっぱいまで切りましょう。それからゆっくりとクルマを動かします。AT(オートマチック・トランスミッション)車の場合は無理にアクセルを踏まずにクリープ(クリープ現象)を使います。クルマが駐車枠に入って角度を調整するときも、止まった状態でハンドルを戻してから前進させて切返します。

※止まっている状態でハンドルをいっぱいに切ってからゆっくりと移動させれば、無理なく方向を変えることができます。
車庫入れが苦手な人の多くはルームミラーだけで後方を確認して駐車しようとします。また、最近ではモニターで自車の位置や駐車スペースに目安のラインを表示してくれる駐車支援システムを搭載したクルマも発売されています。しかし、後方の確認不足による駐車場での痛ましい事故も起きていますので、後方確認は自分の目でもしっかりと行うクセをつけてください。
バックするときは必ず窓を開けて直接目で確認しながら行ってください。助手席側後方の状況がわからないときは、サイドミラーの角度を下げて位置を確認しましょう。また、なかなか駐車枠の真ん中に止められない、どうしても斜めになってしまうという人は、駐車枠のラインを見ながらクルマを平行に移動させるようにイメージするとうまくいきます。
もうひとつ注意したいのがバックのし過ぎです。すべての駐車場に輪留めがあるわけではありません。また、輪留めがある場合でも、ポールなどの障害物が突出している場合もあります。クルマを入れる前に必ず確認して、必要以上に下がりすぎないようにしましょう。また、前方駐車の場合はバンパーの下が輪留めにあたってしまうことがあるので注意しましょう。

※左側から入れる場合、助手席側の後輪の位置はサイドミラーを下げてチェック。自信のないときはクルマから降りて確認しましょう。
車庫入れや駐車時には、あせったり無理をしたりすることは禁物です。クルマの後方は死角が多く、バックするときは十分すぎるほど注意する必要があります。後続のクルマがいるときは、やり過ごすなどして、落ちついて駐車を行ってください。また、一度で入れようとせずに、最初から切返しをするつもりで慌てず確実に行いましょう。
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