
サイトトップ > 保険プロムナード > 安心&快適ドライブのすすめ > セグメントってどういう意味?

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2010年2月10日|編集:小原(直)
最近、自動車関連のニュースや雑誌などで「セグメント」という言葉をよく目にします。セグメントとは乗用車のクラス・区分を分類するカテゴリーの1つですが、意味や区分基準などがよくわからないという方も多いかと思います。今回は乗用車の車両区分について紹介します。
そもそも「セグメント」とは「区分、部分、分割する」などといった意味を持つ英単語です。IT関連業界などでは「メインメモリに一度にアクセスできる連続した領域」などといった意味で古くから使用されています。地上デジタル放送の「フルセグ」、「ワンセグ」の「セグ」もセグメントの略ですね。そして、マーケティング業界では、企業や事業分類などを区分する際に使用されてきた用語です。
自動車業界におけるセグメントとは主に欧州で用いられているクラスカテゴリーのことで、欧州のマーケティング企業が使用している乗用車の分類基準です。分類呼称や定義などは使用する企業によって違うため明確なものはありませんが、調査会社の1つでは以下のような分類としているようです。なお、これも独自の車格判断によるもので、明確なボディサイズなどの定義はありません。

このクラスカテゴリーによるセグメント名は基本的には欧州におけるもので、世界中でこの基準が使用されているわけではありません。同じ欧州でもイギリスなどでは別のクラス区分と呼称が使用されていますし、米国や日本でもまったく別のクラス区分や呼称がされています。ただし、各国の自動車メーカーは欧州市場のクラスカテゴリーや製品動向には大きな関心を寄せていますので、このセグメントを意識した開発や販売戦略が行われているということになるのです。

※ドイツ車などでは車種名からセグメントが連想できるものもあります。
基本的にセグメントはボディサイズや車格を基準とした分類になります。しかし、クルマのクラスの分類方法には、「セダン」や「ハッチバック」、「ミニバン」といったボディ形状によるものや、「ファミーリーカー」や「スポーツカー」といった使用用途やタイプ別での区分や呼称もあります。
日本においても「コンパクトセダン」、「ラグジュアリーワゴン」、「クロカンSUV」など、メーカーや車種によってさまざまな呼称が使用されています。自分の愛車のカテゴリーを聞かれても、正確に答えられないといった人もいるのではないでしょうか。また、日本では上級クラスと認識されているクルマも、海外ではコンパクトカーに分類されているといったことも多くあります。
一般的に私たちが日本で意識している車両の区分は、やはり「軽・小型・普通」のナンバープレート表示によるものでしょう。これは道路運送車両法(道路運送車両法施行規則令)による区分で、軽自動車が「総排気量が660cc以下で、大きさが長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下」、小型自動車が「総排気量が2,000cc以下で、大きさが長さ4.7m以下、幅1.7m以下、高さ2.0m以下」、普通自動車が「小型自動車、軽自動車、大型・小型特殊自動車以外の自動車」と分類されています。

※多種多様なサイズやスタイルのクルマを一概に分類するのは難しい問題です。
「軽・小型・普通」の車両区分は、軽は黄色ナンバー、小型は5ナンバー、普通は3ナンバーと覚えている人も多いと思います。軽自動車にはさまざまな優遇税制がありますが、5ナンバー車と3ナンバー車では基本的には税制面での格差はありません。(現在の小型乗用車には7ナンバーもありますが、ここでは小型乗用車を5ナンバーとして説明します。)
以前の日本車は圧倒的に5ナンバー枠の車種が占めており、5ナンバー車のサイズを超えて3ナンバーとなると、大幅に自動車税がアップする税制となっていました。そのため車両区分の異なる輸入車などは、小排気量の車種なのに全幅が1.7mを超えてしまうために3ナンバーとなり、高額の税金がかかってしまうといったケースがありました。そうした背景から、今でも3ナンバー車は贅沢(ぜいたく)な車、といったイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在の自動車税は、1989(平成元)年の改正でボディサイズが外されてエンジンの総排気量のみで算出される仕組みとなりました。また、自動車重量税は車両重量別に課税されるものですし、購入時の自動車取得税率も5ナンバーと3ナンバーはどちらも5%で差はありません。現在では高速道路や有料道路などでもほとんどの路線で小型・普通の料金差がなくなりました(両車種とも普通車扱い区分)。5ナンバーか3ナンバーかを意識するのは、古い駐車場などで3ナンバー車では入庫できない、などといった場面くらいでしょうか。
●自動車税額(乗用車、自動車税のグリーン化適用前)
欧州におけるディーゼルエンジン車の人気やハイブリッド、EV車の普及、さらには排気量からCO2排出量をもとに課税する環境問題に配慮した税制の検討など、これからもクルマのカテゴリーはより一層多様化していくと考えられています。
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