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以下の内容は掲載当時のもので、現在と異なる場合がございます。
2010年3月 5日|編集:小原(直)
富士山ナンバーの交付、樹脂製カバーの全面禁止など、最近なにかと話題にのぼることの多いナンバープレート。ナンバープレートにはさまざまな数字や記号、文字が表示されていますが、その意味をしっかりと理解していますか。今回はナンバープレートに表示されている「地名」について紹介します。
ナンバープレートの上段に記載されている地名は、その車両の「使用の本拠の位置」を表すものです。しかし、実際には自分が住んでいる市町村とは異なる地名になっているという方も多いはずです。実はこの地名は、その自動車の使用の本拠の位置を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所の所在地を表示するものなのです。
運輸支局と自動車検査登録事務所はクルマの登録台数に応じて全国に点在していますが、通常は複数の市町村をまとめた区域を管轄しています。現在、管轄区域が1つの市のみというナンバープレートは、川崎市の「川崎」と大阪市の「なにわ」の2つ(ご当地ナンバーは除きます)しかありません。そのためそのクルマのオーナーの居住地とは異なる地域名になる場合も多いのです。
なお、軽自動車のナンバープレートは軽自動車検査協会で交付されますが、基本的に運輸支局や自動車検査登録事務所と同区域を管轄し、表示地名を合わせることになっています。ただし、自動車検査登録事務所のある市町村に軽自動車検査協会の支局がない場合や、運輸支局や自動車検査登録事務所とは異なる市町村に軽自動車検査協会がある場合もあります。そうしたケースでも運輸支局や自動車検査登録事務所のものと同じ地名表記が使われます。そのため所在地とはかなり離れた地名のナンバーを交付したり、複数の地名のナンバープレートの交付を行っていたりする軽自動車検査協会もあります。

※現在、ナンバープレートの地名の文字数がもっとも多いのは「尾張小牧」の4文字です。
ナンバープレートに表示される地名は原則として運輸支局または自動車検査登録事務所の所在地の名称となるため、都道府県名が表記されているわけではありません。しかし、ベテランドライバーのみなさんなら、過去には「茨」、「神」、「愛」など県名の頭文字が記載された「地名1文字表記ナンバープレート」のクルマが走っていたことを覚えていらっしゃるのではないでしょうか。
1949(昭和24)年、全国の都道府県に陸運局(現:運輸局)の事務所が1ヵ所ずつ(北海道は7ヵ所)設置され、1951(昭和26)年に「道路運送車両法」により自動車登録が開始されます。そして、ナンバープレートには各府県(当初東京は省略、北海道は各事務所名)の地名の頭文字が表記されるようになりました。頭文字が重複する府県の場合は、基本的には登録台数の少ないほうが2文字とされ、愛知の「愛」と「愛媛」、福岡の「福」と「福井」「福島」などの表記があったのです。また、隣接する鳥取と島根では誤読を防止する目的で、鳥取が「鳥」、島根が「嶋」と表記されるという特殊なケースもありました。
その後、爆発的な自動車登録台数の増加で陸運局の支所が次々に開設されることになり、1964(昭和39)年に「府県の頭文字」ではなく「陸運事務所または支所等の所在地の名称」を表示するという新たな基準が定められたのです。これにより頭文字1文字のルールも撤廃され、「神」は「横浜」と「相模」、「大」は「大阪」と「泉」、「兵」は「神戸」と「姫路」、「福」は「福岡」と「北九州」となりました。東京都では、当初、地名の表示が省略されていましたが、その後表示されるようになった「品」「足」「練」「多」がそれぞれ、「品川」「足立」「練馬」「多摩」へと変更されました。以後、陸運事務所の分割、新支所の開設ごとに、新たな地名ナンバーやそれまでの地名表記のフル表示への変更が次々に行われるようになり、現在では府県名の頭文字による1文字表記ナンバープレートはすべて消滅してしまいました。

※ご当地ナンバープレートのクルマを見かけると新鮮な気持ちになりますね。
ナンバープレートに表示される地名は、運輸支局または自動車検査登録事務所の所在地が原則ですので、基本的に新しい地名表記のナンバープレートが誕生するのは新たな自動車検査登録事務所が開設される時ということになります。
1つの支所は複数の市町村を含むエリアを管轄することがほとんどです。そのため自動車検査登録事務所の新設時には、自分たちの市町村の名前を使用してほしいと考える自治体や住民による誘致合戦が発生することもあります。また逆に、施設ができることによる周辺道路の渋滞などを嫌って反対する人がいるなど、管轄エリアではさまざまな議論が交わされることが多く、すんなりと開設地が決まらなかったり、地名が所在地ではなく地域全体を表すような表記になったりするというケースもありました。
しかし、自分の愛する生活地域名を自分のクルマのナンバープレートにしたい、という自治体や住民の要望などはやはり大きく、2004(平成16)年に国土交通省から自動車検査登録事務所の設置によらず独自の地域名表示を定めることができるとした「ご当地ナンバー」の募集が行われました。
ご当地ナンバーの対象地域や地域名は一定の基準(複数の市町村であること、自動車登録台数10万台以上など)を満たしている必要がありましたが、全国各地から20にもおよぶ要望が提出され、2006(平成18)年以降、基準を満たした18の新しいナンバープレートが導入されました。さらに、2008(平成20)年には、2県および複数の自動車検査登録事務所にまたがる初の地域表示となる「富士山ナンバー」が交付されています。ちなみにこのご当地ナンバーによって、消滅していた地名1文字表記のナンバープレート(「柏」、「堺」)も誕生しています。
■2006(平成18)年11月時点のご当地ナンバー
ご当地ナンバーは新たにナンバー登録・変更されるものだけでなく、現在使用中のクルマについても変更を希望すれば交換することができます。(交換には、ナンバープレート代など数千円程度の費用がかかります。)なお、ナンバープレートの変更時にはETC機器の再セットアップと自賠責保険および任意保険の変更もお忘れなく。
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確か、千葉県・野田自動車検査登録事務所には、同事務所開所当初より「柏」の他に「野田」のご当地ナンバーがあったと思いますが。現役時代に住んだ所です。
from:ジーグフリート|2010年3月17日 22:00
コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
ご指摘のとおり、「野田」ナンバーは、野田自動車検査登録事務所が1997(平成9)年に業務を開始したときに誕生したナンバーのようです。ただ、「自動車を使用している地域を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所の名称等を表示する」という従来からのルールにのっとっているため、今回ご紹介したご当地ナンバーには含まれないようです。
でも、かつて住んだことのある地名=「愛着のある地名」を表示しているのだとしたら、ご当地ナンバーと変わらないのかもしれませんね!
from:小原(直)|2010年3月18日 18:06
昔から道を覚えることが不得意で、地元を移動するにも路地に迷い込む私。
ご当地ナンバーになってから、抜け道だと期待した後続車がよくついてくる。
期待を裏切ってごめんなさい・・・。
ご当地ナンバーになる以前の支局名ナンバーって、取れないんですかね?
from:方向音痴|2010年3月23日 13:11
コメントの投稿をいただきありがとうございます。
ご当地ナンバーならではの悩みというのもあるのですね。我が家の場合、不慣れな土地で道に迷ったときには、ついつい前を走るクルマや現地のナンバーを付けたクルマの後をついて行ってしまいがちです。その結果、前を走る方のお宅に到着してしまったり一緒に道に迷ってしまうのも覚悟?の上ですので、どうぞお気になさらずに!!と、思っておりますが、皆さんはどうでしょう??
from:小原(直)|2010年3月24日 07:50
小原さん今日は、私は65歳です。今迄ソニーの窓口は,色々と教えてくれる事が多く、嬉しいです。オートバイは乗るのが厳しくなり、車の利用が多いです。先日も四国の高知県に法事で帰りました。最近四国もトンネルの出口や入り口で交通事故が多く見かけられます。是からも色々教えて下さいね。有り難うご座居ました。
from:山田 耕作|2010年4月14日 20:18
コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
山田様、こんにちは。以前も、このコーナーにご投稿いただいていますよね。いつもご愛読いただきありがとうございます。
高知へは約半日かけて移動されているとのことだったと思います。運転していると、時には交通事故の現場に遭遇したりすることもありますが、景色や風などドライブの魅力も十分ご存じのことと思います。これからも楽しいドライブを満喫してくださいね。(もちろん安全第一で)
from:小原(直)|2010年4月15日 10:20

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