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2009年9月 3日|編集:小原(直)
1日3度の食事。あなたはどんな風に食べていますか?
急いでかき込むように食べたり、友人と会食したり、テレビを見ながら食べたりと、いろいろなシチュエーションがありますね。食べ物をお腹の中に入れるのだから、どんな食べ方でも同じ!と思っていたら大間違い。動物と違って、脳が発達している人間は、食べる行為による効果・影響も、いろいろと複雑なのです。では、一体どんな食べ方が、脳や体に良い影響を与えてくれるのでしょうか?
今回は、脳も体も喜ぶ良い食べ方のお話です。
毎日忙しく、情報あふれる現代社会。テレビや携帯電話の画面を見ながら、新聞や雑誌を読みながらの「ながら食べ」をしている人がとても多いようです。ついつい前のめりになって、食べる姿勢も悪くなるこの「ながら食べ」。実はメタボリックシンドロームへの第一歩になりかねません。
通常、食事を始めると、血糖値が上がり、大脳の満腹中枢から満腹のサインが出て、「もうお腹いっぱい」と適量で止めることができます。しかし、「ながら食べ」をしていると、新聞やテレビなどに気を取られ、この満腹中枢のサインを見逃し、多めに食べてしまう結果になってしまいます。テレビを見ながら、おやつをつまんでいると、「あれ?いつの間にか空っぽだ」という経験はありませんか?「ながら食べ」をしていると、自分が何を食べているのか、どんな味だったのか、ということを感じられなくなり、知らないうちにカロリーオーバーに。食事をするときは、「食べる」という行為に集中する習慣をぜひ身につけたいものです。
そしてもうひとつ、ぜひ身につけたい習慣が、「よくかむ」ということ。最近は、加工された口当たりの良い軟性食品が増えたり、急いで食べたりで「かむ」回数が減ってきています。日本歯科医師会によると、戦前は1食あたり約1,400回かんでいたのに、現在では約620回しかかんでいないそうです。かむことは、食べ物を砕いて飲み込むためだけでなく、体にとってとても大切な働きをします。
「よくかむ」ことの効用
1、唾液の分泌が促されます。この唾液は、消化を助け、口の中を自浄し、虫歯も防ぎます。
2、唾液に含まれる酵素と食べ物をよく絡み合わせ、発ガン性物質を作り出す活性酸素を消し、消化も助けます。
3、消化吸収が良くなり、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎ・肥満を防ぎます。
4、脳血管が拡張して血流量が増え、知的発達を促進して脳の老化(ボケ)予防になります。
5、食物の味物質を溶出して、味覚を刺激し、心理的満足感を得られます。
以上のような効果を得るには、口に入れたものを飲み込むまでに30回以上かむのがおススメです。よくかんで食べることは、舌触りや歯ごたえ、味などをしっかり脳に伝えることで、脳が活性化され、消化吸収も助けるというお得な習慣。簡単に始められるので、さっそくよくかんで食事をしてみてはいかがでしょう。意識してかめばかむほど、大きな違いを生みそうですね。
いつも何気なく取っている食事。実は、膨大な情報が脳を刺激しています。食材の色や形、きれいな盛りつけなど、まず視覚が働きます。そして、鼻でにおいをかぐと、おいしそうなにおいや香ばしい香りが、直接脳に働きかけ、食べ物が口に入ると味覚が働き、食べ物の舌触りで触覚も働きます。かむと、パリパリ、コリコリと、いろいろなかむ音(聴覚)も聞こえてきます。人間の持つ五感をフルに働かせ、脳の働きを活性化するには、「食べる」行為が最適です。
日常の食事は、つい漠然と食べてしまいがちですが、利き腕と反対の手で食べてみたり、目隠しをして食べたりすると、五感の働きが鋭くなり、いつもの「食べる」行為を新鮮に楽しむことができます。
月に一度、視覚を遮って食事をする「暗闇ごはん」というイベントを行っているお寺もあるそうです。
じっくり「食べること」に向き合ってみると、日ごろ使わない感覚が研ぎすまされそうですね。
何(栄養素)を食べるということだけでなく、「どう食べるか」ということも、健康に導く食生活の重要なポイント。1日に1回は、食事をすることに集中して、よくかみ、味わって食べてみましょう。
執筆:ファンドリッチみどり(ライター/薬剤師)
このコーナーでは、健康に関する一般的な情報をご紹介しております。
個別の症状や検査結果等につきましてはコメントとしてご投稿いただいても、弊社から回答をさしあげることはできません。あしからずご了承ください。
父の事なのですが、頻繁に便秘になりとても辛そうです。
永く続いた時には、市販の便秘薬でも全く効果がないようです。タバコやアルコールも摂らず、職業がら身体は常に動かしていて、健康には人一倍気を使っています。
子供の私が気になっているのは、父の食事の時の姿勢です。ほぼ三食、横に置いた新聞を見ながら食べています。上半身は常に90度ひねった姿勢なのです。大腸ポリープも何度も内視鏡で取っています。これって便秘や腫瘍になる要因となるのでしょうか。本人は無意識のようですが、とても気掛かりなので。
from:成瀬雅明|2009年12月18日 21:45
コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
お父様のご様子、心配ですね。もしお父様と一緒に食卓を囲むことができるなら「ながら食べ」にならないように、会話に誘ってみてはいかがでしょうか。楽しい雰囲気で食事をすると消化がよくなると聞いたことがあります。
このコーナーでは一般的な情報提供を主としておりますため、このような回答となりましたこと、なにとぞご了承いただきますようお願いいたします。
なお、便秘については加齢による腹筋力の低下が原因となる場合もあるようです。2008年5月に掲載した記事がございますのでよろしければご参照ください。
気になりませんか? こんなカラダの症状「便秘」
http://with.sonysonpo.co.jp/promenade/health/2008/05/001.html
from:小原(直)|2009年12月21日 16:52

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