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ソニー損保:元気のツボ!健康のすすめ

以下の内容は掲載当時のもので、現在と異なる場合がございます。

デンタルIQを高めて賢い歯医者選び

aoi031.jpgあなたの歯医者さん選びの基準はなんですか?
「痛くないから」、「近所の評判がいいから」、たいていは、こんな理由です。

歯医者さんは、ほかの診療科目と違って、よほど相性の良い歯医者さんでなければ、遠方まで出向くことはあまりないでしょう。
たいていの方は、「近くて、評判が良く、痛くなくて、予約が取りやすくて、親切丁寧」であれば、「良い歯医者さん」と納得されるのではないでしょうか。

しかし、デンタルIQを高めれば、もっと自分に合った歯医者さんを見つけることができるかもしれません。

デンタルIQとは、「患者の歯科に関する知識の高さ」をいいます。
具体的には、「虫歯予防に関する知識がどれくらいあるか」、「治療した歯のかぶせ物をいつ、どこで入れて、どんな説明を受けたか」といった治療を受けた歯の治療内容を覚えているかなどです。

治療を受けた歯に、次に痛みや違和感などのトラブルが発生するまでの期間がわかると、良い治療を受けたかどうかの判断材料になります。個人差がありますが、銀色のかぶせものに、だいたい3年以上トラブルがおきなければ、しっかりした治療を受けたと思っていいそうです。

今日は、賢い歯医者さん選びに重要な「デンタルIQ」を高めるという視点からお話しましょう。


痛くない歯医者イコール良い歯医者は本当か

治療中の歯の痛みは、本当に嫌なものです。ですから、痛みのない治療をしてくれる歯医者のほうが、腕がいいと思われがちですが、本当のところはどうでしょうか。

歯には神経があります。虫歯を削れば、その刺激が神経に伝わり痛みが生じます。麻酔注射で痛みを緩和することはできますが、神経を取った歯で、虫歯の深度が大きく歯の奥を掃除するような場合には話は変わります。

例えば、神経を取って銀歯をかぶせた歯が、2~3年後に腫れて痛くなったときは、炎症が原因なので、歯根を掃除する治療をします。この場合、奥までしっかり掃除をしないと再び炎症を起こしてしまいます。
奥まで器具を入れて掃除をすると痛みが生じます。逆に、痛みがないのは奥までしっかり掃除されていない可能性があります。完全に掃除しないままかぶせてしまえば、数年先には、また腫れるかもしれません。

ほかに、治療で痛みが発生しやすいのは、歯石を除去するときです。
歯石を取るとき、まったく痛くないのは、よく歯石を取っていない可能性があります。
歯と歯の間の歯根部分にアプローチしないと歯石は取れません。きちんと取るには、多少の痛みをともなうものです。

ですから、歯の治療には「必要な痛み」というものがあることを覚えておきましょう。
「あそこの歯医者は痛い」というだけで、すぐに別の歯医者さんに変えると、正しい治療のチャンスを逃してしまうかもしれません。痛みの理由もしっかり説明してもらいましょう。

 

いい歯医者を見分けるポイント

aoi038.jpg(1)治療の選択肢を説明してくれる
歯科治療には、保険適用治療と保険適用外(自費)治療があります。例えば、銀歯は保険適用治療ですが、見た目に美しい白い歯は奥歯の場合、保険適用外(自費)治療です。

保険適用治療と保険適用外(自費)治療のメリット・デメリット・予算などを説明した上で、患者さんに選択させているかどうかを見極めましょう。

保険適用外(自費)治療しかない、あるいはしっかりした説明をせずに保険適用外(自費)治療を勧めるような場合には注意が必要です。「保険適用治療をした歯より、保険適用外(自費)治療をした歯のほうが丈夫」という話を耳にすることもありますが、絶対ではないようです。歯のかぶせものが取れる・取れないは、歯医者さんの歯を削る技量も影響することがあるようです。

また、治療方法が1つしかないように説明するのは、治療の都合を優先していて、患者の希望を考慮していない場合があります。

(2)治療の内容を説明してくれる
治療の前後に、何をどう治療するか・治療の内容・治療後の注意点などを説明してくれるかどうかを見極めましょう。

 

ちょっと待って! 「その歯ぬきましょう」と言われたとき

aoi034.jpg虫歯の程度により個人差はありますが、ある歯医者さんで、抜かなければいけないと言われた虫歯でも、ほかの歯医者さんでは抜かなくて済むケースがあります。

重症の虫歯でもぎりぎりまで抜歯せず、削ってかぶせる治療をしてくれる歯医者さんの方が良いでしょう。

抜歯すると、その部分を何らかの方法で補う必要が生じてきます。ブリッジをつける場合は、両隣の健康な歯を削らなければなりません。部分入れ歯にする場合は、天然の歯に比べて、かむ力が約10分の1に低下するといわれています。また、自分の歯でしっかりかむと、その刺激が脳へ伝わり、脳を活性化させたり老化を遅らせたりする効果があることがわかっています。
ですから、基本的に、歯は抜かない方が良いのです。

簡単に抜歯を勧められた場合、できれば、ほかの歯医者さんにも足を運んでみるのが良いでしょう。

 

上手な歯医者さんとのつきあい方

上手に歯医者さんとつきあうためには、きちんと意思表示をすることが大切です。
保険の範囲での治療か・自費の場合どの程度までの治療が可能か、どのような治療を希望するのかちゃんと考えを伝えて、納得のいく治療を受けることです。

歯医者さんには、治療の前に納得がいくまで説明してもらいましょう。もし、納得できなければ、治療を受ける歯医者さんを変えることや、治療はもとの歯医者さんで受けるにしてもほかの歯医者さんでセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。
無理に合わない歯医者さんにかかる必要はないのです。

 


執筆 : 河野 知子(こうの ともこ)  看護師 フリーライター

 

このコーナーでは、健康に関する一般的な情報をご紹介しております。
個別の症状や検査結果等につきましてはコメントとしてご投稿いただいても、弊社から回答をさしあげることはできません。あしからずご了承ください。


コメント(19)

歯の治療では苦労しているので今回の情報はとても役立ちました。但し、セカンドオピニオンと言う事は知っては居たのですが、実際に踏み切れなかったのでつい今までのところで・・・。現在の歯医者さんには25年以上のデータが揃っているので、ついそこへ。でも、最近技術的に疑問がわき、代えて見ようかと思っていた矢先のこの記事でした。新しいところでこれまでの事をきちんと聞いてもらえるかどうか不安で・・・。

from:小関 靖晃|2010年3月16日 20:10

 歯の痛みは患者さんの身体が上げている悲鳴です。もっと自分と向き合ってほしい、愛してほしい…それを簡単に無痛で治療するのは、優しいようでいて自分を愛することに気付くチャンスを奪っている、愛の無い治療なのです。患者さんの痛みは直ぐにとらず、せめて一晩はじっくりと痛みと付き合わせて、気付きのチャンスとなるように誘導してあげるのが、本当に良い歯医者ではないでしょうか?

from:のぶネット魚沼|2010年3月16日 20:32

歯科治療時の痛みは麻酔で大体100%効きますので、治療中に痛いのは麻酔が不十分なので、もうすこし足してもらった方がいいと思います.しかし適切の治療でも治療後に痛みがでることもありますので、痛みは判断基準になりません。治療の選択技を説明してくれるのはいい基準だとおもいますが、自分でもよく勉強して 質問できるようになって歯に対して関心が高くなると 自分で判断できるようになってきます。

from:Tokyo Dentist|2010年3月16日 21:40

コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
皆さまからのコメントには、確かにうなづける点があると思いながら読ませていただきました。長年付合いのある歯医者さんは安心ですし、体の別の部分の疾患が歯の痛みの原因になることがあるというのも聞いたことがあります。また、適切な治療でも後で痛みが出るというのも実体験が伴うことです。私の場合、治療が終わってしまうと歯のことは頭から消えてしまいがちですが、Tokyo Dentist様がおっしゃるように、自分で判断できるような知識を蓄えていくのも必要だなと思いなおしています。

from:小原(直)|2010年3月17日 09:26

最近、インプラント治療をほどこしたのですが、かかりつけの歯科はもちろん、ネットetcで、よい歯科をみつけるのは、治療する第一歩ですごく大切なことでした。。
それに加えて、denntistにまかすのではなく、自分も勉強する必要があり、徹底に質問をして納得のいく治療をすることでした。

from:礒山 美恵子|2010年3月18日 08:46

歯に限らず自分自身の身体のどの部分でも大切で掛替えのないものです。日頃から、充分健康管理に配慮しなくてはならない、と感じております。少しでも具合が悪ければ専門医に診察してもらいましょう。
 歯については自分の誕生日が来たら異常がなくても検診を自主的に受けましょう。
また歯ブラシは少々高めですが電動歯ブラシを使用すると大変きれいに歯の清掃が出来、歯を痛めることもなく、長持ちし、歯の病気の悩みがありません。その結果日常の食生活ではなんでもおいしくいただけます。私は現在69歳になりますが虫歯を始とした歯の病気は全くありません。ですから毎日元気に楽しく過ごしています。
 元気の基本は自分の健康管理であると思っております。誕生日が来たら自己検診を実施してください。 ”自分の予備はありません!”

from:山下 剛史|2010年3月18日 09:31

コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
お医者さんとのかかわり方については私自身は、普段なかなか意識することがありません。・・・が、今回皆さまからいただいたコメントを拝見して、ちょっと反省しております。日頃の情報収集や体調管理など、もう少し意識を高めることが必要ですね!

from:小原(直)|2010年3月18日 18:05

近くの歯医者さんが良いとわ限らないとの記事、たしかに近くで済ましたおかげで治療が悪く所見も悪く別の歯医者に行きそこで怪しいと言われ市民病院の口腔外科で骨髄炎の手術をしたが6ヶ月の経過で手遅れ毎日骨髄炎の痛みと戦う毎日何とかしてと叫ぶ妻頭が痛くなり身体全体の衰えで本人死にたいと嘆く近所の歯医者の見過ごしで人生真っ暗どうにかして。嘆き 妻

from:喜多野 玲子|2010年3月18日 20:36

歯科の二大疾患は虫歯と歯周病です。このサイトをみている方は成人が殆どで、成人の場合は虫歯よりも歯周病での抜歯の割合が多くなります。歯周病の場合、虫歯がなくても、歯周組織がだめになるので、やむを得ず抜歯をしなければいけない場合があります。その歯周病に全くふれずにこのようなコラムを掲載されているのは、残念でした。看護師の方が執筆されているようですが、歯科関係者の監修も得るべきではないでしょうか?

from:匿名|2010年3月18日 20:46

歯を抜いてしまえば、治療ができません。だから、歯科医は歯を抜かないほうがいいといいます。
滅び行くもの、まずは自分の利益を確保しますよね、最近の歯医者さん

from:大麻疹|2010年3月18日 21:43

コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
今回の記事には多くのコメントをいただき、編集局スタッフ一同、嬉しくまたありがたく拝見させていただいております。匿名様からご指摘いただきました専門家による監修につきましては、今後テーマ等を選定する過程で検討判断をしていきたいと思います。
これからも、たくさんの方に読んでいただける記事を提供できるよう努めてまいりますので、引続きご愛読いただきますようよろしくお願いいたします。

from:小原(直)|2010年3月19日 16:48

私の勤務している歯科医院では、歯を極力削らない・抜かないという院長のコンセプトのもとで診療しております。
確かにおっしゃるとおり、数十年前と比べ最近の歯科治療の流れはそういう流れになってきておりますが、必ずしも抜かない治療がいい治療とは限らないことを覚えておいた方がいいでしょう。
保存不可能な歯を無理やり残しておくことにより周囲の骨を溶かし、健康な歯にも悪影響を及ぼしたり、全身への感染の影響可能性もあります。ですからすぐ抜く歯医者もよくありませんが、何でもかんでも抜かないで無理やり残すような歯医者も要注意です。歯科医師によって考え方がさまざまなのが実情なので、不安を感じたらセカンドオピニオンをおすすめします。

from:勤務医|2010年3月19日 23:18

良い治療とは、初期治療した後も、症状の進展が無い(遅い)こと。本当に良い歯医者は、虫歯をつくらない(造らせない)し、症状を悪化させない治療をしてくれる。但し、そこには、自分の毎日の歯の健康維持(食生活含んだ)努力も、50%影響することも忘れずに!歯科医だけチェックしても変わらない。

from:たまおやじ|2010年3月22日 09:19

現在歯周病で治療中です。歯周ポケットが4~7ミリありそれも5本です!コメントに掲載されてるように歯の奥まで掃除するのに歯茎を削ってから掃除するとは思ってもなかった・・麻酔が切れてからの痛みはこれまでに味わった事がない痛みでしたがそこまでやらないといけないと言う事が改めて理解出来ました。治療から半年になりますがこの際悪い歯は全て先生と相談し直したいと思います。

from:coppa|2010年3月22日 22:54

コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
今回の記事には、歯科治療に詳しい方と患者さん双方の立場でたくさんのコメントを寄せていただけました。
私自身は患者の立場ですが、情報収集といえばご近所さんや友達などやはり同じ患者の立場の方からの情報が主でしたので、歯医者さんからのご意見はとても参考になります。これまでいただいたコメントでも情報収集することの大切さを実感しておりますが、今回皆さまからお寄せいただいたコメントそのものが貴重な「情報」になっていると思われ、ありがたく拝見させていただいております。

今後も、たくさんのコメントをお待ちしております!! どうぞ気軽に投稿してみてください。

from:小原(直)|2010年3月23日 12:06

歯科医として、民間会社がこういった情報を提供し、歯科医療に関する情報交換の場を作ってくれたことには共感、感謝いたします。ただ、匿名さんも指摘されていますが、「重症の虫歯でもぎりぎりまで抜歯せず、削ってかぶせる治療をしてくれる歯医者さんの方が良い」という記述部分には、いささかミスリードの感じは否めません。
そのような歯科医は、人は良いが知識・技術レベルが低い方である可能性が高いと思われます。

from:田中宏慶|2010年3月25日 11:08

コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
歯科医の先生からも専門家としてのご意見をいただけましたこと、大変ありがたくお礼申し上げます。
今後の記事作成にあたっては、より慎重に記述内容を精査し専門家の監修も必要に応じて検討していきたいと思いますので、引続きご愛読賜りますよう、よろしくお願いいたします。

from:小原(直)|2010年3月25日 14:04

この記事やコメントは私にも大変参考になりました。
以前は歯石は痛みなく取れるものと思っていました。5年ほど前引越したため歯科医も代えましたが、新しいところでは歯石取りが相当の痛みを伴い、下手なためではないかと思っていました。しかし、必ずしもそうではないことが分かり、今後は少々痛くとも我慢しなくてはと思っています。先ずは、自分の日常の節制や手入れが大切なのでしょうが。 

from:櫻井|2010年4月 7日 10:36

コメントの投稿をいただき、ありがとうございます。保険プロムナード編集局です。
今回の記事や皆さまからのコメントを参考にしていただけたとのこと、ありがとうございます。私自身も、皆さまからいただくコメントで新たな気付きがや考え直すきっかけを得ることが多く、同じように感じてくださる方がいらっしゃることを嬉しく思いました。
歯に限らないことだと思いますが、やはり毎日の手入れが肝心なようですね。自分でも耳が痛いことですが、きちんとした手入れを習慣付けていきたいと思います・・・

from:小原(直)|2010年4月 8日 09:33

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