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自動車保険

【保険金は支払われる?】飲酒運転・危険ドラッグ(脱法ハーブ)運転の事故に巻き込まれた!

2014年08月11日|編集:福田

飲酒をすると運動機能や集中力が低下するため、その状態のまま運転することは周辺の歩行者だけではなく、同乗者や運転者本人にも危害を及ぼす大変危険な行為です。
176574_06.jpgまた、近年は飲酒運転のほかに危険ドラッグ(脱法ドラッグ・脱法ハーブ)などの薬物を使用した人の運転による事故も増え、悲しいニュースを見ることが多くなりました。

不運にも、飲酒運転や危険ドラッグ運転による事故に巻き込まれてしまった場合、自動車保険から保険金は支払われるのでしょうか。事例を挙げて解説します。

【ご注意!】
ここで紹介する事例等は、あくまでも当社の商品内容に基づくもので、かつ、一般的なものです。ご契約内容や損害を受けた状況などによって実際の対応は異なることがあります。

 

【事例1】歩行中に、飲酒運転による事故に巻き込まれてしまいました。

xf3265085006l.jpg歩行中に飲酒運転による事故に巻き込まれ、大ケガを負わされてしまいました。加害者が契約している自動車保険で、ケガの治療費を支払ってもらえるでしょうか?


 

【解説】被害者に対しては、保険金は支払われます。

飲酒運転による事故でも、被害者に対して保険金は支払われます。
クルマの運転によって他人にケガを負わせてしまったときには、法律に基づく強制保険である「自賠責保険」と、任意保険の「対人賠償保険」の2つから保険金が支払われます。【事例1】の飲酒運転による事故の場合も、両方から保険金が支払われます。 

支払われる保険金の額は?
自賠責保険から

休業補償費(1日につき原則5,700円)、慰謝料(1日につき4,200円)、およびケガの治療費を合わせて120万円が被害者への支払限度額です。損害額が自賠責保険の支払限度額120万円を超えた場合に、任意保険(「対人賠償保険」)から保険金が支払われます。

任意保険から

自賠責保険により支払われる保険金を超える額に対しては、加害者が契約する任意保険の「対人賠償保険」から保険金が支払われます。対人賠償保険は、現在ではほとんどの契約が「無制限」となっているため、多くの場合、算定された損害額が支払われることになるでしょう。(※)また、ご自身で契約されている自動車保険の人身傷害保険や無保険車傷害等から保険金が支払われる場合もあります。

※ただし、車側が青信号にも関わらず、歩行者が赤信号の横断歩道を横断して発生した事故など、被害者にも過失が生じる事故の場合には、支払われる保険金の額は、損害額から被害者の過失分を引いた額となる場合があります。

 

【事例2】危険ドラッグ使用状態の人が運転する車に追突されてしまいました。

176574_03.png信号待ちで停車中に、危険ドラッグを使用している人が運転する車に追突されてしまいました。加害者が契約している自動車保険で、車の修理費は支払ってもらえるのでしょうか?
 

【解説】任意保険の対物賠償保険から保険金が支払われます。

薬物使用運転による事故でも、被害者に対して保険金は支払われます。【事例2】の車の損害に対しては、任意保険の「対物賠償保険」から保険金が支払われることになります。 

支払われる保険金の額は?

加害者が契約する任意保険の「対物賠償保険」から、車の修理費など算定された損害額が保険金として支払われます。

 

被害者救済の観点

飲酒運転は重大な法令違反です。しかしながら、運転者が法を犯したかどうかにかかわらず、事故に巻き込まれた方は被害者であることに変わりありません。そのため、「被害者救済」の観点から、自賠責保険・対人賠償保険・対物賠償保険のいずれも、免責(=保険金支払の対象外)にはならず、保険金が支払われます。同様に、無免許運転や、麻薬や危険ドラッグの使用などの法を犯した運転者による事故の被害者になってしまった場合も、「被害者救済」の観点から保険金は支払われます。

※任意保険の場合、もともと補償の対象外となっている運転者が起こした事故では、保険金は支払われません。(例:運転者本人限定特約を付帯している契約で、記名被保険者の友人が運転して生じさせた事故など)

 

飲酒運転をした加害者の負担や罰則

af9920045049l.jpg飲酒運転や危険ドラッグなどの薬物使用により事故を起こした加害者自身が被ったケガなどの損害については、自動車保険はもとより、医療保険などからも保険金は支払われません。また、飲酒運転などの重大な法令違反があった場合は、その時契約している保険会社での契約継続ができない可能性もあります。

また、2014年5月20日に悪質で危険な運転者に対する厳罰化を盛り込んだ新たな法律である「自動車運転死傷行為処罰法」が施行され、飲酒運転や麻薬や危険ドラッグなどの薬物を使用したうえでの運転など、悪質な運転で事故を起こした場合の罰則が従来よりも重くなりました。 


一度の飲酒運転や麻薬や危険ドラッグなどの薬物の使用が重大な事故につながり、加害者・被害者双方の将来に大きな影を落とすケースも多くあります。悪質な運転に対する罰則が重くなるなど法整備も進んでいますが、1件でも悲しい交通事故が減ることを祈るばかりです。

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