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高齢運転者対策の推進

2017年06月14日|編集:福田

日本における65歳以上の人口割合は2023年には30%を超えると予測されており、高齢者の認知機能低下による自動車事故対策が社会的課題のひとつとされています。こうした事態を受け、2017(平成29)年3月12日に施行された改正道路交通法では、「高齢運転者対策の推進」として高齢者の運転免許更新の流れについての見直しが図られました。今回はこの改正の内容について紹介します。

高齢者の運転免許更新の流れ

217174_03.JPG運転免許証の更新期間満了日の年齢が70歳以上の人が免許の更新を希望する場合は、「高齢者講習」を受講しなければ運転免許の更新ができません。

高齢者講習は、運転免許証の更新連絡書よりも前に送付される高齢者講習のお知らせのハガキに記載されている指定自動車教習所など(運転免許証の住所地を管轄する都道府県内)に事前に電話予約して受講することになります。なお、都道府県によって開催される種類や名称が異なりますが、「シニア運転者講習」、「運転免許取得者教育」、「チャレンジ講習および特定任意高齢者講習」といった公安委員会に認可された講習を受講することで、高齢者講習が免除になります。

そして、さらに75歳以上の人の場合は、高齢者講習の前に「講習予備検査(認知機能検査)」を受けなければなりません。この認知機能検査は記憶力や判断力を測定する検査です。まずはこの検査判定によって、クルマを運転し続けても問題ないかどうかを判断することになります。

新たな高齢者講習制度

今回の道路交通法の改正では、認知機能検査の結果によって次に受ける高齢者講習の内容が変更されました。

75歳未満の人および認知機能検査で「認知機能が低下しているおそれがない(第3分類)」と判断された75歳以上の人は、これまでよりも講習内容が簡略化された高齢者講習である「合理化講習(2時間講習)」後に免許更新ができます。一方、「記憶力・判断力がやや低くなっている(第2分類)」と判断された場合は、これまでよりも内容が厳格化された「高度化講習(3時間講習)」を受けることになります。

そして、「記憶力・判断力が低くなっている(第1分類)」という結果が出た場合は、「臨時適正検査(都道府県公安委員会が指定する専門医またはかかりつけ医への受診)」を行うか、医師の診断書の提出が必要になります。ここで認知症と診断されなかった場合は高度化講習(3時間講習)へ進みますが、認知症と判断された場合は免許停止または取消しとなります。

217174_01.JPG

(注記:認知症と判断された場合は高度化講習へ進めません。)
※警視庁ウェブサイトより

臨時認知機能検査および臨時高齢者講習制度の新設

今回の改正では「臨時認知機能検査」および「臨時高齢者講習」という制度も新設されました。

臨時認知機能検査は、認知機能が低下した場合に行われやすい一定の違反行為をしてしまった場合に受けなければならない検査です。75歳以上の人が対象で運転免許の更新時以外でも適用されます。免許更新時の認知機能検査同様に、第1分類または第2分類と判断された場合は、さらに臨時高齢者講習制度を受けなければ免許を継続できなくなります。

217174_02.JPG

●臨時認知機能検査の対象となる違反行為(18基準行為)

違反行為 具体例
信号無視 赤信号を無視した場合
通行禁止違反 通行が禁止されている道路を通行した場合
通行区分違反 歩道を通行した場合、逆走をした場合
横断等禁止違反 転回が禁止されている道路で転回をした場合
進路変更禁止違反 黄の線で区画されている車道において、黄の線を越えて進路を変更した場合
遮断踏切立入り等 踏切の遮断機が閉じている間に踏切内に進入した場合
交差点右左折方法違反 徐行せずに左折した場合
指定通行区分違反 直進レーンを通行しているにもかかわらず、交差点で右折した場合
環状交差点左折等方法違反 徐行をせずに環状交差点で左折した場合
優先道路通行車妨害等 交差道路が優先道路であるのにもかかわらず、優先道路を通行中の車両の進行を妨害した場合
交差点優先車妨害 対向して交差点を直進する車両があるのにもかかわらず、それを妨害して交差点を右折した場合
環状交差点通行車妨害等 環状交差点内を通行する他の車両の進行を妨害した場合
横断歩道等における横断歩行者等妨害等 歩行者が横断歩道を通行しているにもかかわらず、一時停止することなく横断歩道を通行した場合

横断歩道のない交差点における横歩行者等妨害

横断歩道のない交差点を歩行者が通行しているにもかかわらず、交差点に進入して、歩行者を妨害した場合
徐行場所違反 徐行すべき場所で徐行しなかった場合
指定場所一時不停止等 一時停止をせずに交差点に進入した場合
合図不履行 右折をするときに合図を出さなかった場合
安全運転義務違反 ハンドル操作を誤った場合、必要な注意をすることなく漫然と運転した場合

※警視庁ウェブサイトより
 

高齢化の心身の衰えに伴う判断ミスのリスクは非常に大きく、交通事故が生じれば自身だけでなく周囲の人まで被害を受けてしまいます。各地の交通安全協会やJAF、自動車教習所などでは、50歳以上を対象とした「シニア向けのドライバーズスクール」なども開催されています。現在の自分の運転技術を確認してみたい人や、70歳を目前に控えて高齢者教習の対策や準備をしてみたいといった人は、一度こうしたイベントに参加してみてはいかがでしょうか。

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