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健康のススメ

健康診断で気になる数字 コレステロール~善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)~

2017年08月10日|編集:福田

健康診断の結果にはあまり興味のない方も、「コレステロール」という言葉を耳にしたことはあると思います。今回は、「コレステロール」にスポットをあてて解説します。

中性脂肪とコレステロール

まずは中性脂肪とコレステロールの違いを知っておきましょう。

<中性脂肪>
摂取した糖や脂質などのうち余分なものは皮下脂肪や肝臓に蓄えられて中性脂肪となり、体を動かすエネルギー源になります。

<コレステロール>
細胞膜を作ったり、胆汁酸の材料になって消化を助けたりするほか、ホルモンの原材料にもなります。

善玉コレステロールと悪玉コレステロール

217682_01.png中性脂肪やコレステロールは脂肪なので、水分が主体である血液の中を移動できません。「アポ蛋白」や「リン脂質」と呼ばれるものがそれら脂肪を膜で包んで「リポ蛋白」となることで移動が可能になります。リポ蛋白の1つである低比重リポ蛋白(LDL:Low Density Lipoprotein)はコレステロールを体の隅々の細胞に運ぶ役割をしているので悪玉コレステロール、高比重リポ蛋白(HDL:High Density Lipoprotein)は余ったコレステロールを回収するので善玉コレステロールと言われています。

血液中の「中性脂肪」や「悪玉コレステロール(LDL)」がふえた状態、「善玉コレステロール(HDL)が基準値より少なすぎる状態を高脂血症といいます。高脂血症は、血管の内腔が狭くなる動脈硬化を招き、心臓病や脳梗塞などのリスクを高めるので注意が必要です。しかし、かなり進行しない限り自覚症状はありませんので、健康診断の結果から中性脂肪や悪玉・善玉コレステロールなど脂質に異常がないかを確認しましょう。

動脈硬化をおこすカラクリ

悪玉コレステロール(LDL)は増えすぎると、動脈壁の傷ついたところに付着して炎症性の変化をおこし、血液を固めたり、コレステロールをさらに貯めこんだりします。また、中性脂肪の増加も悪玉コレステロール(LDL)を増やす一因となり、コレステロールの増加につながります。

一方、動脈に付着した悪玉コレステロール(LDL)は善玉コレステロール(HDL)が運び去ってくれます。そのため、善玉コレステロール(HDL)が少なく悪玉コレステロールが(LDL)が多いと、悪玉コレステロール(LDL)は動脈上に置き去りにされ動脈硬化がおこるというわけです。

217682_02.png

適正な数値範囲と、数値からよみとるキケン信号

<正常値>
悪玉コレステロール(LDL) :140mg/dl以下
善玉コレステロール(HDL ) :40mg/dl以上
中性脂肪(空腹時)           :150mg/dl以下

一般的に治療を要するのは、悪玉コレステロールが180mg/dl以上、善玉コレステロールが29mg/dl以下、中性脂肪が400mg/dl以上とされています。

正常値内でも、高血圧や糖尿病、喫煙など、動脈硬化の危険因子があればより厳しい値のコントロールが必要です。肥満、冠状動脈疾患の家族歴も同様で、LDLの値は70~100程度を目標にします。
最近、診断の目安として「LH比」も重要とされています。LH比とは、「悪玉コレステロール(LDL)値÷善玉コレステロール(HDL)値」のこと。LH比が2.5以上だと動脈硬化や血栓のリスクが高いため、「他の病気がない場合は2.0以下に」、「高血圧や糖尿病がある場合、あるいは心筋梗塞などの病気歴がある場合には1.5以下に」を目安とされています。

正常値を超えた場合は、危険域に達する前に、まず生活習慣を見直す必要があります。

 

生活習慣の改善がはじめの一歩

これまで、「○○を食べたらコレステロールはあがる」など、食事とコレステロールは大きく関係していると思われていましたが、2015年5月に日本動脈硬化学会が「食事で体内のコレステロール値は変わらない」との説明を発表しました。

食事から摂取したコレステロールは総コレステロールの約20%で、残りの大部分は体内で合成されるので、コレステロール摂取のみを制限しても、血中コレステロールの改善はほとんど期待できないそうです。ですから、あまり食事に神経質になりすぎず、まず取りかかるのは体内のコレステロール合成を抑えることです。

217682_03.png正常値を超えた血中コレステロールを減らすためには、規則正しい生活習慣を身につける、適度な運動をする、食べ過ぎを控えて適度な食事をとるなど、生活習慣の改善が効果的とされています。
また、油をバランスよく摂取したり、食物繊維を多くとったりすることも効果があるようです。飽和脂肪(「冷蔵庫にいれると固まる油」(*1))の摂取や肥満は合成を促進しますが、不飽和脂肪(「冷蔵庫に入れても固まらない油」(*2))の摂取や運動をすることでコレステロールの合成は抑制されます。また、食物繊維はコレステロールを吸収して便と一緒に排出する効果があります。

健康診断の結果が届いて、ご自身の血中コレステロールの数値が高かった方は、ご自身の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

(*1) 牛・豚の脂身やそれらを使ったベーコン・ソーセージの類、バター・チーズなどの乳脂肪やそれらを含む洋菓子類
(*2) 大豆・菜種・ごま油やオリーブオイル、豆腐や味噌などの大豆加工食品や魚介類など

このコーナーでは、健康に関する一般的な情報をご紹介しております。個別の症状や検査結果等につきましてはコメントとしてご投稿いただいても、弊社から回答をさしあげることはできません。あしからずご了承ください。

監修:保健師 野瀬里美

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