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2020年東京オリンピックに向けた道路標識の改善

2018年10月18日|編集:福田

2020年7月に開幕される東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、都心部のみならず、全国でさまざまなインフラ整備が進行しています。今回はその中でも、規制・案内標識に関する3つの交通情報の改善について紹介します。

このコーナーでは、ドライブやカーライフに関する一般的な情報をご紹介しております。
個別のご質問につきましてはコメントとしてご投稿いただいても、弊社から回答をさしあげることはできません。あしからずご了承ください。

「一時停止」と「徐行」の新しい標識

日本で生活する私たちにとって、止まれと表示された「一時停止」の規制標識と言えば赤い逆三角形としておなじみですが、海外で一時停止の標識は八角形のものが主流です。

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欧米の一時停止標識は八角形が主流です

そのため、外国人ドライバーが見落として重大事故が起きる危険性が高いという判断から、「STOP」の英語が併記されることになりました。また、「徐行」の標識についても、訪日外国人には意味がわかりにくいということから、「SLOW」の英字が併記された新たな標識に順次変更されています。

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「警視庁ホームページ」より引用


一時停止の標識は全国に約170万ヵ所、徐行の標識は約1,000ヵ所あり、更新時期を迎えたものから順次切替えが進んでいますが、すべての交換には10年以上かかる見込みです。そのため、外国人が多く訪れる場所から優先的に交換されているようです。

ちなみに、日本でも1960~1963年までの3年間は赤い八角形型の規制標識が使用されていました。しかし、1964年の東京オリンピックを目前に控え、見やすさなどの理由から現在の逆三角形に改められたという経緯があります。それがまた2020年東京オリンピック開催を契機として変更されるというのは、ちょっと皮肉なお話しですね。

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「一般社団法人 全国道路標識・標示業東京都協会 会報vol.15」(http://www.zenhyo-tokyo.com/Vol15.pdf)より引用

案内標識についても英語併記へ

「一時停止」と「徐行」の規制標識のみならず、地名や路線の案内標識などの表記も見直しが進んでいます。現在、交差点などで掲示されている路線案内標識や地名標識などは、外国人観光客が多く訪れる地域から優先的に新しいものへの変更が行われています。

英語併記が進む背景

これまで案内標識については、日本語の発音をそのままアルファベットで併記するいわゆる「ローマ字」表記が主流でした。たとえば「川」は「Kawa(Gawa)」、「山」は「Yama(San・Zan)」、「公園」は「Koen」、「通り」は「Tori(Dori)」といったように記されていましたが、外国人には意味が通じにくいと指摘されていました。

そのため国土交通省国土地理院では、訪日外国人旅行者の円滑な移動に向けた環境整備を図り、観光立国実現や2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の円滑な開催などに資するため、地図に記載する地名等の英語表記ルールおよび外国人向けの地図記号を2016年に決定。道路に設置される案内標識に関してもそのルールに基づいた「英語表記」に切り替え、地方公共団体や民間地図会社などにも広く周知して、活用を促進しています。

どのように変わっているか

たとえば「富士山」は「Mt. Fuji」、「利根川」は「Tone River」と、地形や種別を表す部分が対応する英語に置き換えられます。ただし、この置換方式が適用しにくい場合や日本人が英語から元の日本語の地名を認識するのが困難な場合には、「荒川」を「Arakawa River」、「白山」を「Mt. Hakusan」といった英語追加方式で変更されるものもあります。このルールに基づいて変更することで、たとえば東京都足立区にある「綾瀬川通り」は「Ayasegawa River–Dori St.」と表記が改められています。日本人にとっては「川」と「River」、「通り」と「St.」が重複していてちょっと違和感がありますね。

また、路線案内標識に関しては、英語併記のみならず文字の拡大、ピクトグラム(一見で理解しやすいように単純化したイラスト)や反転文字の活用により視認性を高めることで、さらなるわかりやすさ向上を図っていくとしています。そして従来の交差点名標識を観光地名称に変更、新たに観光地名称の交差点名標識を新設する、といった取組みも推進されています。

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「標識改善イメージ」国土交通省報道発表資料をもとに作成

高速道路ナンバリングの導入

海外の高速道路を走行された経験のある方ならご存じかと思いますが、世界各国の高速道路においては、路線番号を用いた「ナンバリング」による案内が一般的となっています。しかし、日本では一般国道や都道府県道、首都高などの都市高速道路では「○号線」とナンバリングがされているのに、主要な高速自動車国道には番号がついていませんでした。

そのため、2017年から高規格幹線道路(高速自動車国道など)やその他の重要な高速道路ネットワークを担う道路(地域高規格道路の一部の路線)や環状道路などについては、路線名に併せて路線番号を用いて案内する「ナンバリング」を導入することにより、訪日外国人のみならず、利用者にわかりやすい道案内が実施されています。

高速道路にナンバリングされる番号については一部特例もありますが、「Expressway」の頭文字である「E」を頭につけ、並走する国道番号に合わせて、東名・名神が「E1」、山陽道が「E2」、九州道が「E3」、東北道が「E4」といった要領で番号が振られています。また、圏央道など環状道路は頭に「C」を、主要な高速道路のグループとなる路線には、番号の最後に「A」が付与されています。なお、全国の高速道路番号については、以下の国土交通省ウェブサイトで確認できます。

「高速道路ナンバリング一覧」国土交通省ウェブサイト


この高速道路番号については地図やナビゲーションシステムなどでの使用も推進されており、前述の案内標識にも順次併記されていくことになっています。こうした改善によって、わかりやすい交通情報・交通インフラの実現に向けた整備が進められているのです。


道路標識の変更は、2020年東京オリンピックに向けて急ピッチで進行しています。標識の設置工事は交通量の少ない夜間などに行われることも多いためなかなか気がつかないものですが、これを機に道路標識をじっくりと確認してみてはいかがでしょうか。

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