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健康のススメ

歯周病予防のためのデンタルケア

2014年01月27日|編集:福田

日本人が歯を失うもっとも大きな原因は「歯周病」であると言われています。
歯周病とは、プラーク(歯垢)に含まれる口内細菌のために歯肉が炎症を起こし、悪化すると歯のセメント質や歯槽骨(しそうこつ:歯を支えている骨)までが浸食されて、歯がぐらついたり、抜け落ちたりする疾患です。

165511_04.jpg日本では成人の80%以上が、歯肉になんらかの症状が見られると言われています。しかし、自分が歯周病であることに気づいていない人、多少の自覚症状があっても医師の治療を受けずにいる人も多くいるようです。
歯周病には、糖尿病などの疾患が原因で起こるものもありますが、多くの場合、原因はプラークにあります。プラークとは、歯に付着した細菌の塊で、除去せずに放っておくと堅い「歯石」となります。そして、歯石がさらにプラークを付着しやすくし、歯周病を悪化させてしまうことになります。歯周病の治療のためにも、予防のためにも、プラークをできるだけ残さない「プラークコントロール」がとても重要になってくるのです。
そこで、今回は、歯周病予防のためのデンタルケアの基本についてご紹介します。
 

まずは、歯の健康診断を受けよう!

165511_01.jpg軽度~中程度の歯周病の場合、自覚症状がない場合が多くあります。そのため、特に歯の痛みなどのトラブルがなくても、まず一度、歯科医の「歯の健康診断」を受けることをお勧めします。
施設によって順序や項目に差はありますが、一般的には、以下のようなことをチェックします。数回に分けて行われることもあります。

1. 虫歯、歯周病等の疾患やトラブルがないかどうか、口内全体の視診
2. 歯周ポケット測定

「ポケット探針」という器具を使い、歯と歯肉の間の隙間「歯周ポケット」の深さを測定します。通常、歯一本ごとに4~6ヵ所を測定します。
歯周ポケットの深さ1~2ミリ : 歯肉が歯にきちんと付いている、健康な状態です。
歯周ポケットの深さ3~5ミリ : 軽度~中度の歯周炎が起きています。自覚症状はあまりありませんが、歯磨きのときに出血して気づくことがあります。
歯周ポケットの深さ6ミリ以上 : 歯周炎、歯周病が進行しています。

3. 歯石の除去

専用の器具を用いて、歯石の除去を行います。歯周ポケットが特に深くなっている場合は、部分麻酔をしたうえでさらに本格的な除去処理を行うことがあります。

4. 歯磨き指導

プラーク染色剤を用いて、普段行っている歯磨きでどの程度プラークが落とせているか、磨き残しをチェックし、正しい磨き方を指導します。

5. フッ素剤の塗布

必要に応じて、フッ素コーティング剤を塗布します。フッ素には歯のエナメル質の結晶性を高め、強くする働きがあります。
 

基本的な磨き方

健康診断の結果、歯周病の治療をすぐにスタートする場合もあれば、家庭でのケアを続けるよう指示を受ける場合もあります。
家庭でのデンタルケアの基本は「歯磨き」です。歯の表面、歯と歯肉の間、歯と歯の間、奥歯のかみ合わせ面、をそれぞれ意識して磨きましょう。
歯の表面を磨くには、歯ブラシを垂直に当てて、左右に軽く動かしプラークをこすり落とします。続いて縦に軽くローリングさせて、歯と歯の間にもブラシを当てていきます。
歯と歯肉の間のプラークを落とすには、歯ブラシを歯と歯肉の境目に45度の角度になるように当て、表面を磨くときと同様に、左右に軽く動かします。

これは筆者の失敗談ですが、歯肉を傷めないように、と意識しすぎて、歯ブラシを歯に押し当てて振動させているだけではプラークは落ちません。ある程度の力を入れて歯ブラシを動かし、こすり落とす動作が必要です。もちろん、歯肉がヒリヒリするようでは力の入れすぎですので注意しましょう。

また、切歯(前歯)も、意外と厚みがあるので、普通に磨いただけでは隣の歯との間にプラークが残ってしまいます。歯の形を考え、
(1) 平らな面を磨く 
(2) 左右の側面を磨く(ブラシを縦に使うなどするとよい) 
(3) 歯と歯茎の境目を磨く
というように、一本ずつ磨いていくのが理想的です。

さらに、奥歯の後ろ側などを細いワンタフトブラシで磨く、歯間ブラシやデンタルフロスで歯と歯、歯と歯肉の間のプラークを落とす、などのケアを組合せます。かなり時間がかかりますが、プラークは食後すぐに硬化を始めますので、できれば毎食後歯磨きをしたいものです。難しい場合は、夕食後にしっかりとケアしましょう。
 

さまざまなデンタルケアグッズ

上記で紹介したような歯磨き、デンタルケアをするためには、普通の歯ブラシ一本ですませるのではなく、歯並び、気になる部位に合わせて、各種の道具を組合せて利用するのが効果的です。以下に、主なデンタルケアグッズをご紹介します。

歯ブラシ

奥歯までしっかり歯ブラシの毛先を当てるためには、小さめのサイズのものが適しています。自分の親指の幅くらいのサイズで、平らにカットされているものを選びましょう。毛の堅さは、普通~やや硬めがよいでしょう。柔らかいものですと、プラークを十分にかきとれないことがあります。

165511_02.jpgワンタフトブラシ

普通の歯ブラシでは磨きにくい、奥歯の後ろ側や、歯並びが凸凹になっている部分などを磨くためのブラシです。毛束が細く集中しているので、ピンポイントで磨くことができます。
 

歯間ブラシ

歯と歯、歯と歯肉の間を磨くためのもの。歯と歯、歯肉の間の隙間に差し込んで動かし、プラークをとりのぞきます。太さ、材質など各種あるので、自分の歯並びに合ったものを選びます。また、誤った使い方をすると歯肉を傷めてしまうことがあるので、サイズの選択と合わせて歯科医の指導を受けてから使うとよいでしょう。

デンタルフロス・糸ようじ

165511_03.jpg歯間、歯と歯肉の隙間を清掃するための糸で、ナイロンやポリエステルなどの極細繊維をより合わせてできています。歯間ブラシと同様に、誤った使い方をすると歯肉を傷めますので注意が必要です。
一回分ずつを柄に取付けたものを糸ようじと呼んでいます。図の下側のように、柄に直角にフロスが付いているタイプは、特に奥歯の歯間を清掃するのに適しています。やや高価ですが使いやすいので、奥歯のケアに苦労している方は探してみてください。
 

専門機関で定期的なチェックを!

かなり気を付けて歯磨き、ケアをしていても、どうしてもとりきれないプラークがあり、歯石がたまってしまうものです。そこで、できれば半年ごと、少なくとも年に1回は歯科医のチェックを受けるようにしましょう。歯周病予防だけでなく、以前治療した歯の内側で虫歯が進行しているのを発見できるケースもあります。
厚生労働省や日本歯科医師学会が進めている「8020運動」では、80歳になったときに、永久歯28本のうち20本を残すことを目標にしています。自分の歯を維持することは、健康な食生活や、はっきりした発語・会話のために大切な要素です。高齢になってからの毎日をより健康に、充実したものにするためにも、日々のデンタルケアをぜひ見直してみてください。

このコーナーでは、健康に関する一般的な情報をご紹介しております。
個別の症状や検査結果等につきましてはコメントとしてご投稿いただいても、弊社から回答をさしあげることはできません。あしからずご了承ください。 

執筆:さいとうあつこ(ライター)

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