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健康のススメ

健康診断・気になる数字 尿検査数値

2018年04月16日|編集:福田

腎臓は背中側の腰の高さあたりにある握りこぶし大のソラマメのような形をしている一対の臓器で、「ネフロン」という尿を作る基本単位が100万個以上集まってできています。腎動脈を通って腎臓に送られてきた血液は、ネフロンを通りながら何度も「ろ過」されます。

224051_01.pngろ過された血液のうち、必要なものはまた血液として体内に戻り(これを「再吸収」といいます)、不要なものは尿として腎盂(じんう)・尿管を経由して膀胱(ぼうこう)に蓄積され、最終的に尿道を通って体外に排泄されます。腎臓は1分間に平均1cc、1日約1.5リットルの尿を作るといわれています。

尿検査は尿に検査紙を浸す比較的簡単な検査ですが、腎臓から尿道に至る泌尿器の病気や肝臓病、糖尿病の検査として欠かすことのできないものです。今回は、さまざまな病気の発見にもつながる尿検査数値にスポットをあてて解説します。

結果からよみとるキケン信号

尿検査の中で一般的な項目である尿たんぱく・尿糖・尿潜血反応の基準値は陰性(-)です。疑わしいときは擬陽性(±)、異常があれば程度によって弱陽性(+)・陽性(++)・強陽性(+++)とあらわされます。

尿ウロビリノーゲンは擬陽性(±)と弱陽性(+)が基準値で、陽性(++)・強陽性(+++)や陰性(-)の場合は異常が疑われます。

<基準値におさまらない場合>224051_02.png

尿たんぱく

正常なときでも微量はありますが、腎臓でのろ過や尿細管でのたんぱく質の再吸収がうまくできない場合に多く排出され、腎炎やネフローゼといった腎臓の病気や、泌尿器の炎症・結石・腫瘍などの病気が疑われます。また、「起立性たんぱく尿」といって体位を変えたときに尿中に血清たんぱくが移行したり、発熱やちょっとした体調の変化でも尿たんぱくの排出が認められたりすることがありますが、これらは病気ではありません。

尿糖

糖の代謝異常をみる検査項目のひとつですので、腎性糖尿や糖尿病が疑われますが、確定診断には血糖検査が必要です。

尿潜血

腎臓の病気のほか尿道や膀胱(ぼうこう)、前立腺の炎症などが疑われます。腎臓から膀胱(ぼうこう)までの構造に男女差はありませんが、尿道は女性が約4cmであるのに対し、男性は約20cmあり、さらに尿道を前立腺が取囲んだ構造になっています。この違いにより、女性は尿道が短く感染しやすいので尿路感染症にかかりやすく、男性は前立腺の炎症や閉塞性の疾患が起こりやすくなっています。ただし、疲労などによっても一時的尿潜血が出ることも考えられるので、診断を確定させるためには複数回の検査を行います。

尿ウロビリノーゲン

陽性(++)や強陽性(+++)の場合は、肝機能障害や便秘のほか、ひ臓や自己免疫性の疾患による溶血(赤血球が破壊されること)が疑われます。陰性(-)の場合は、黄疸や抗生物質の長期服用による腸内細菌の減少が疑われます。

いずれの結果も日常の体調変化で現れることもありますので、1回の検査で判断はできません。検査を複数回行ったり、尿検査以外の検査結果を参考にしたりするほか、自覚症状の有無なども判断材料にしましょう。受診科は迷ったらまず内科、ほかには腎内科・泌尿器科があります。

SOSのシグナル

尿は自分でもチェックできます。健康な尿の色は淡黄色で透明ですが、水分不足の時はオレンジ色になります。血液や塩類、細菌などが混じるとにごります。結石がある場合は血尿に加え、側腹部や腰背部にかけての激しい痛みを伴うことが特徴です。

通常はわずかにアンモニア臭がしますが、食べ物によっても変化します。糖尿病の場合は甘酸っぱい臭いになります。

224051_03.png1日に排泄する量は、多すぎても少なすぎても腎臓の疾患が疑われます。トイレに行く回数は、日中に4~5回、夜間に0~1回といったところですが、尿路感染症や前立腺肥大の場合は回数が増え残尿感を覚えます。尿路感染症のうち腎盂炎の場合には、それらに加え高熱や腰背部痛も伴うという特徴があります。

尿検査数値からは、さまざまな種類のカラダが発するキケン信号をよみとることができます。思い当たることがあれば受診して、病状に応じた治療を行ってください。

このコーナーでは、健康に関する一般的な情報をご紹介しております。個別の検査結果等につきましてはコメントとしてご投稿いただいても、弊社から回答をさしあげることはできません。あしからずご了承ください。

監修:保健師 野瀬里美

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